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社協だより読者から寄せられた「いろんな(障がいがある)人がいるんだね、とさりげなく伝えられるお勧めの本」をご紹介します。
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中山千夏・文 和田誠・絵 / 出版:自由国民社
5歳の娘と一緒に出かけた図書館で、手にとった1冊でした。 本を読みながら、そして読み終えて、娘とたくさんたくさん話したくなりました。
私と娘の感想は違うものでした。年齢も立場も違うなら、感想や興味が違って当たり前!と思われるかもしれません。でも、「あ~、そう感じるんだぁ」、「え~、気になったところ、そこ?」と驚くうちに、違って当たり前ということに改めて気づき、互いを想い合うきっかけとなりました。
いろんな人がいる、いろんな心(感じ方)がある...「あたりまえ」なことを日常にしたいな。 そんなことを思った1冊です。
(育児奮闘中40代女性)
出版:大阪市教育委員会
15年程前に手にした小、中学生の詩や作文が8篇紹介されている冊子です。どれも子どもの目線で「ひと」について触れられていて、心に残る冊子です。
久しぶりに手に取り、子どもと声に出して読みました。押しつけがましくなく、子どもと話し合う時間が持てました。
(40代女性)
出版:ビッグイシュー日本
ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援することを目的に発行され、ホームレスの人々が路上で販売している雑誌です。(1冊300円、月2回発行)。
その中の記事に自閉症を生きる青年の生きにくさ、悲しみ、喜びなどがとてもリアルに書かれ、連載(※2)され、大変、興味深く読んでいます。
(市内在住、67才男性)
田端 精一 / 出版:偕成社
手に障がいのある女の子を主人公にした絵本です。アレルギーがあり、食事制限をしていた息子に何回もせがまれて読みました。
小さな子どもが「他の子とはちがう」けれど「自分はだめな子ではない」と自信をもって生きることはとても大変なことだと思います。
この本を読んで、いろんな人がいるけれど、ちょっと垣根をのりこえれば、とても素敵な友達になれる。 そんなわくわく感を味わっていただけたら嬉しいです。
(女性)
フランツ=ヨーゼフ・ファイニ / 出版:あかね書房
「おばあちゃんこれ読んで!」と孫が持ってきた本です。
その後、「この前、駅で白い杖をついた人と階段を上がって、電車に乗ってしゃべったんだ!」と話してくれました。 1冊の本が孫の世界を広げてくれた気がします。
(70代 女性)
山本おさむ/出版 秋田文庫
この本は、大正時代の初め、音楽家を目指し、フランスへいく夢を持ちますが、反対され、断念した青年が、音を知らない子どもたちのいる学校へ教師となって赴任されたことから物語が始まります。
ろう児は手話でことばがあることを知りますが、後に口話法が普及され、手話が禁止とされた時期があった中、唯一、手話を守りぬいたといわれる大阪市立ろうあ学校の物語です。
私自身もろう者で、中学・高校は耳の聴こえる子どもたちと学びましたが、音楽の授業が一番苦痛でした。そんな私は、“聞こえない者”を題材とした本のタイトルに“オーケストラ”という言葉が使われているところに惹かれ、
手に取りました。
今では、私たちろう者は、口話・手話・筆談など、自由にいろいろなコミュニケーション方法をとって生活しています。
この本では、今日に至るまでの長~い苦難の道程をリアルに描かれています。
ぜひ、読んでいただきたい1冊です。
(市内在勤 女性 聴覚障がい者)
山元加津子/マキノ出版ムック
同タイトルのドキュメンタリー映画を観に行った会場で購入し、その帰りの電車の中、人目もはばからず号泣してしまいました。
特別支援学校の先生を通して、
「生きるって素敵なことだよ」とか
「大好きってことがとっても大事なんだよ」とか
「人間はみんな違ってみんなが大事!」など子ども達からのメッセージとエピソードが綴られていて、さらに、現在の技術では不可能と言われる南米ペルーの石垣やナスカの地上絵の神秘から1/4の奇跡へと話しは続きます。
子どもたちの素敵な力が活き活きと描かれていて、本当に大切な事を、改めて子ども達から教えられた一冊です。
(「1/4の奇跡」を広め隊 50代女性)
北川敬一/岩崎書店
”話し方ではなく、話の内容を聞いてください”と
”聞くとき、待ってあげてください”
の訴えが印象に残りました。
吃音とは、どもりのこと。障がい認定もされていない、この病気があることは知っていましたが、当事者たちの苦しみ、不安、悩みなど まで考えたこともなかった私には、”わかってください”と題名にあるこの言葉に、切実に理解を求められているように感じ、手にとってみました。
吃音が理解されていないために、本当の性格はオープンで明るいのに、どもる話し方で、内向的と誤解されたり、話をさえぎられたり、隠すために言いやすいことばに直してはなした結果、話の内容をわからなくしてしまったり・・・。
母親も、育て方が悪かったのかな、と自分を責めてしまったり・・・。
この訴えは、吃音という病気を抱えている人と関わったことがない私たちでも、人とのコミュニケーションをとる広い意味で大切な姿勢である。とも受け取れました。
(市内在勤 女性)
三浦しをん/光文社
本屋大賞を受賞した本書、辞書を作る話なんて面白そうだな、と気軽に手に取りました。
私自身もこの本に出てくる人たちも目に見えるようなあるいは病院で診断されるような障がいはありません。しかし私は、周りの人が普通にしていることが自分には難しいと感じることが多くあり、そのためいろんな場面で支障をきたし悩んでいました。
この本を読んで、当たり前のことかもしれませんが、それぞれがそれぞれの個性でがんばっていければいいのだなということ、それから、私から見て自分とは違ってすごいなと思える人もその人の中で様々な思いや葛藤があって頑張っているのだなということを感じ、私も頑張ろうと少し元気になりました。
不安でいっぱいになった時に思い返したい本の一冊です。
(40代 女性)
発行所/NPO法人 施無畏(せむい)
障害のある女の子のためのおしゃれ情報やお出かけ情報等が掲載されて
いるフリーペーパーです。
「あれ?障害者向けの雑誌なのかな?」と思って開いてみると・・・!
障がいの有無に関わらず、女子であれば誰でも読みたくなる、まさに、
「バリアフリー&ビューティーマガジン」でした!
スキンケアのこと、お化粧のこと、デートスポット、体の悩み、・・・etc.。
毎号素敵な表紙で、カラフルに作られているのも魅力です♪ (40代 女性)
※Co‐Co Lifeでは、本冊子を常設設置していただける場所を探しております。
詳しくはHPへ http://www.co-co.ne.jp/haifu.htlm
発行所 ナナクロ社/著者 岩崎航
進行性筋ジストロフィーという重い病気と闘いながら、病と向き合い今日1日を必死に生きる岩崎さんに心打たれました。逃げずに正面を向いてまっすぐな道を突き進んでいく表現は、読者の人々に暗い話題が多い昨今、多くの勇気を与えます。 (30代 男性)
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